いま世界中の航空会社がエアバスA320neoのエンジントラブルでてんやわんや。
でもJALは涼しい顔で飛びまくってます。
そのヒミツ、実はめちゃくちゃシンプルなんです。
この記事では、JALがトラブルを避けられる理由と、ずっとボーイング機をメインで使ってきた歴史のお話をします。
さらに、2028年から始まる「エアバス化」の動きまで、まるっと解説しちゃいます!
航空業界のウラ話、のぞいてみませんか?
目次
JALだけ無傷!? A320エンジントラブルの真相
いま世界で何が起きてるのでしょうか?
ニュースでたまに見る「飛行機が欠航」の話、実はエアバスA320neoっていう機種のエンジンが原因なんです。
使われてるのは「Pratt & Whitney」って会社のPW1100G-JMエンジン。
このエンジンの部品がすり減りやすくて、2025年には約650機が地上で待機するハメに。
寒い日の離陸も制限されてて、けっこう大変みたいです。
世界中の航空会社が「やばい、飛べない!」ってなってるのに、JALは何事もなく飛んでます。
JALの賢すぎる「持たない戦略」
答えはカンタン。
JALはA320neoを1機も持ってないからです。
JAL本体はボーイング737を短距離路線のメインにしてて、A320シリーズはグループ会社の「J-Air」だけが使ってます。
しかもJ-Airが使ってるのは旧型のA320ceo。
問題のエンジンじゃなくて、昔からある安定した「CFM56エンジン」を積んでるんです。
つまり、問題のエンジンとは最初から無縁。
これぞリスク回避の天才技!
JALのメンテ力がハンパない
「でも、もしトラブルが起きたら?」って心配になりますよね。
大丈夫です。
JALのメンテナンス体制は世界トップクラス。
2025年のIATA評価でも最高ランクをキープしてます。
万が一のときも、すぐに点検して代わりの飛行機を出せる。
だから安心して乗れるんですね。
将来A320neoを導入するとしても、トラブルが少ない「CFM LEAP」エンジンを選ぶ方針。
慎重派です。
A320はJALの「脇役」
そもそもJALのフリート(保有する飛行機)で、A320シリーズは全体の5%未満しかありません。
メインはボーイング787、777、737で、これらが国内・国際線の80%以上をカバー。
A320は地方の短距離路線でちょこっと使われるくらい。
だから仮にA320に何かあっても、ボーイング機で代わりがきくんです。
影響ゼロ!
将来もA320neoはナシ?
いまのところ、JALの更新計画はエアバスA350とボーイング787・737が中心。
A320neoの新規導入はまだ発表されてません。
この「選りすぐり戦略」が、JALの安全運航をしっかり支えてるってワケです。
JAL=ボーイング党は本当?
JALが「ボーイング党」って呼ばれるのには、ちゃんとワケがあります。
1960年代からボーイング707や747を大量導入して、国際線の地位を確立。
特に747は「ジャンボ」って呼ばれて、JALの顔みたいな存在でした。
787ドリームライナーもいち早く導入。
ボーイングとは親友レベルのお付き合いです。
ボーイングを選ぶ「3つの理由」
- 歴史的な絆: 747採用で象徴的な機材に。信頼の積み重ね。
- コスパ最強: コックピットや部品が共通で、パイロット訓練やメンテ費用が安くなる。燃費もいい。
- トラブル分散: 短中距離を737で固めて、リスクを減らす戦略。
でも、ここで大事件が起きます。
突如あらわれたエアバスA350
2013年、JALはエアバスA350を31機も契約。
「えっ、JALがエアバス!?」って業界がざわつきました。
理由は777の老朽化。
燃費が777より20%もよくて静かで快適なA350は、国内の羽田-札幌、羽田-福岡路線で大活躍。
2025年現在、JALのフリートはボーイング70-80%、エアバス20-30%のバランス運用。
「ボーイング一筋」は昔の話なんです。
使い分けがうまい!
- ボーイング787/737: 中長距離国際線と国内短距離。燃費と快適性バツグン。JALは787を50機以上持ってます。
- エアバスA350: 国内の高需要路線。お客さんの満足度アップと環境にやさしい。
このバランスが、JALの競争力を支えてるんですね。
2050年のカーボンニュートラル目標に向けて、どんどん効率的な機材にシフト中です。
2028年ついにA321neo導入! エアバス化が加速する
ここで衝撃ニュース。
2028年から、JALがA321neoを11機導入することが正式決定しました!
ボーイング767の後継機として、JAL史上初めてエアバスの狭い機体(ナローボディ)を使います。
これ、けっこう大きな転換点です。
なんでA321neoなの?
理由はいくつかあります。
- 767がもう古い: 国内中距離路線(成田-台北、羽田-福岡とか)で使ってた767が老朽化。
- 燃費が15-20%よくなる: 前の世代より環境にやさしくて、コストも削減。
- 座席が柔軟: 180~240席で調整できるから、JALの路線にピッタリ。
- ボーイング737 MAXの納期遅延: ボーイングの新型が遅れてるのも、エアバスに目を向けたきっかけ。
これってボーイング離れ?
A321neoはボーイング767や737-800を補完する役割。
将来的にA320neoシリーズにもっと移行する布石かも。
世界的にA321neoは大人気で、アメリカン航空やインディゴなど、たくさんの会社が使ってます。
長距離型(LR/XLR)も登場して、狭い機体なのに長距離も飛べるスゴイやつ。
JALの選択が、日本の航空業界の「エアバス時代」を後押しするかもしれません。
ANAとの競争もおもしろくなりそう!
まとめ:JALの「賢い選択」が光ってる
JALがA320neoのトラブルを避けられたのは、ボーイング中心の歴史とグループ運用の工夫のおかげ。
でも時代は変わって、A350やA321neoの導入でエアバス比率がジワジワ上昇中。
リスクを分散して、環境にも配慮する。
このバランス感覚が、JALの信頼性を支えてます。
「ボーイング党」から「柔軟派」へ。
JALの未来が楽しみですね!
A321neoの「neo」は「New Engine Option(新エンジン選択肢)」の略。名前からしてエコなんです。





