フィギュアスケートの大会を締めくくる、華やかで幻想的なエキシビション。
選手の皆さんの、競技中とは打って変わったリラックスした表情や、個性あふれる演出が見られる最高の時間ですよね。
「この時間がずっと続けばいいのに!」なんて、テレビの前でうっとりしてしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、ふと気づくと「あれ? あの選手は滑らないの?」と疑問に思うことはありませんか?
実は、エキシビションの舞台に立てるのは、全出場選手の中でもほんの一握り。
選ばれし者だけが許される、特別なステージなんです。
2026年に開催されるミラノ・コルティナ五輪でも、わずか20〜30名の狭き門を巡って、裏側ではかなりシビアな選考が行われると言われています。
今回は、ファンなら知っておきたいエキシビションの招待基準や、選ばれる人と選ばれない人の意外な理由について、たっぷり深掘りして解説していきますね!
エキシビションに全員出られないのはなぜ?
大会のフィナーレを飾るエキシビションですが、なぜ全選手が出演できないのでしょうか?
応援している推し選手が選ばれないと、ファンとしては少し寂しい気持ちになりますよね。
ですが、これには運営上の切実な事情があるようです。
一番の大きな理由は、「放送枠や会場使用の時間制限」という大人の事情です。
国際スケート連盟(ISU)や大会組織委員会の規定では、通常のエキシビションは2〜3時間という枠に収める必要があると言われています。
100名を超える全出場選手が滑るとなると、丸一日かかっても終わらなくなってしまいますよね。
そのため、出演できる人数は必然的に20〜30名程度に絞り込まれてしまうのが現状です。
例えば、2022年の北京オリンピックを振り返ってみると、競技に参加した選手は100名以上もいましたが、エキシビションの氷上に立てたのは、わずか24名だけでした。
ミラノ五輪でも、これと同様の厳しい人数制限が設けられた可能性が高いでしょう。
また、エキシビションは単なる「順位の発表会」ではありません。
観客をどれだけ楽しませられるか、世界中の視聴者を釘付けにできるかといった、エンターテインメント性やファンサービスとしての側面が非常に重視されるんです。
限られた時間の中で、いかに大会の盛り上がりを最高潮に持っていけるか。
そんな戦略的な視点でメンバーが選ばれているというわけですね。
具体的には、会場の設営スケジュールやテレビ局との契約、さらには選手の体調管理など、多方面のバランスを考慮した結果、現在の「少数精鋭スタイル」が定着したと考えられます。
ファンとしては全員見たいのが本音ですが、あの密度の濃い贅沢な時間は、限られた人数だからこそ成し遂げられる魔法なのかもしれません。
ネット上にも千葉百音選手が出ないことに不満の声があがっています。
フィギュアスケートのエキシビジョンに参加できるのは何位まで?5位までなのに千葉萌音さんが参加しないのが理解できん‼️
— マンタマンタ (@iIv1uY2K60UCLEG) February 20, 2026
エキシビションに選ばれる具体的な基準とは?
では、具体的にどんな基準で選考が行われているのでしょうか?
実は、明確な「優先順位」が存在すると言われています。
まず、文句なしで招待されるのが各種目のメダリストたちです。
男子・女子シングル、ペア、アイスダンスの各部門で金・銀・銅を手にした選手は、原則として自動的に招待リストに名前が載ります。
2022年の北京五輪でも、圧巻の演技を見せたネイサン・チェン選手やアンナ・シェルバコワ選手が、華やかに登場していましたよね。
メダリストの演技は大会の象徴ですから、これは当然の流れと言えるでしょう。
気になるのは「メダルに届かなかった選手」の選考基準です。
一般的には4位から6位までの上位入賞者が候補に挙がりますが、ここで重要視されるのが「演技の芸術性」や「キャラクター性」です。
ISUは過去に、エキシビションを「ショーとしての価値を高める場」と位置づけるような発言もしています。
つまり、たとえ順位が少し下でも「あの選手の滑りをもう一度見たい!」と観客に思わせる魅力があれば、逆転選出されることもあるんです!
実際に2018年の平昌五輪では、4位の選手が選ばれなかった一方で、強烈なインパクトを残した5位の選手が招待されたというケースもありました。
「記憶に残る演技」をしたかどうかが、運命の分かれ道になるのかもしれませんね。
さらに忘れてはならないのが、開催国枠や絶大な人気を誇る選手の存在です。
2026年のミラノ五輪なら、イタリアの地元スターであるダニエル・グラッスル選手などが、地元の熱狂を煽るために招待される可能性が高いとの見方が強まっています。
また、世界的な人気を誇るスター選手であれば、順位に関わらず「特別招待」という形で枠が用意されることもあるようです。
まさに実力と人気、そして「華」があるかどうかが問われる、究極のセレクションと言えますね。
2026年ミラノ五輪の出演料は? 招待選手だけが貰える特別手当!
エキシビションに出演することは、名誉だけでなく、実は選手たちの活動を支える「経済的な支え」にもなっているようです。
あまり表立って語られることはありませんが、エキシビションにはしっかりとした出演料(ギャラ)が発生するのが一般的です。
過去の事例から推測すると、オリンピッククラスの舞台では、メダリスト級で1人あたり約5,000〜10,000米ドル(日本円で約75万〜150万円程度)、その他の招待選手でも約2,000〜5,000米ドル(約30万〜75万円程度)が支払われる可能性があると言われています。
これに加えて、一流選手ともなれば滞在費や交通費が全額サポートされるケースも少なくありません。
遠征費の負担が大きいフィギュア界において、この差はかなり大きいですよね。
特に切実なのが、上位入賞を逃してしまった選手たちです。
フィギュアスケートの大会賞金は、基本的に上位3名に手厚く、それ以下の順位だと賞金がほとんど出ないことも珍しくありません。
そうなると、エキシビションへの招待は「次への活動資金」を得るための貴重なチャンスになるわけです。
選手たちが、例えメダルを逃しても最後まで全力で魅せる演技をする裏には、こうしたプロとしてのシビアな側面もあるのかもしれません。
また、2022年の北京五輪では、出演料とは別に「1日あたり約200米ドルの手当」が支給されたという話もありました。
ミラノ五輪でも、インフレの影響などを考慮した同等以上の待遇が用意されるのではないでしょうか。
こうした経済的なメリットは、過酷な練習を積んできた選手たちへの、ISUからの「粋なボーナス」とも受け取れますね。
煌びやかな衣装の裏側にある、選手たちの生活を支える仕組みを知ると、エキシビションの一滑りがより一層、価値あるものに見えてきますよね。





