2026年2月20日、ひとつの判決が下されました。
その内容を知ったとき、私は正直、しばらく動けなくなりました。
人気ウェブ漫画『堕天作戦』の作者・山本章一氏が、高校講師時代に15歳の教え子に対して約3年間にわたる凄惨な性的加害を繰り返していた。
排泄物を食べさせ、体に「奴隷」と書いて撮影し、それを「おしおき」と呼んでいた。
しかもこの男は逮捕すらされていない。
前科もつかない。
出版社は沈黙を貫いたまま。
今この瞬間も、加害者は個人出版で漫画を売り続けることが可能な状態にある。
その一方で、被害女性は「自分の心から自分を追い出すことが癖になった」と語りながら、今も後遺症と闘い続けています。
この事件に怒りを感じている方は、きっとたくさんいるはずです。
判決から6日が経った2月26日夜の時点で、SNSでは毎日数万件規模の関連投稿が続き、怒りの声は風化するどころか拡大の一途をたどっています。
しかも2月25〜26日には、関連作品のKindle配信停止やテレビ番組の当日延期といった新たな動きまで発覚し、「隠蔽が進んでいる」と火に油を注ぐ事態に。
この記事は、そんなあなたの怒りに寄り添うために書きました。
事件の全貌から、出版社の疑惑、制度の問題、被害者の今、そしてたった今起きている最新の動きまで、この1記事ですべてがわかるようにまとめています。
目次
「おしおき」の正体があまりにもおぞましい
まずは、判決で何が認定されたのかを正面から見つめたいと思います。
目を背けたくなる内容ですが、これを知らなければこの事件の本質は理解できません。
山本章一氏(50代・本名は栗田和明とも報じられている)は、北海道芸術高校(通信制・札幌サテライトキャンパス)でデッサン講師を務めていた人物です。
漫画家としても活動しており、代表作『堕天作戦』はWEB漫画総選挙2019で3位を獲得するほどの人気作品でした。
2016年4月、入学したばかりの15歳の少女に「漫画の裏話を教えてあげるよ」と声をかけ、LINE交換から接近が始まります。
少女は家庭内に深刻な問題を抱えていたそうです。
父親との関係に悩み、自己肯定感が低かった。
山本氏はそこに入り込みました。
「父親代わり」のように振る舞い、悩みの相談相手になり、少女にとって唯一の味方のような存在を演じたのです。
これは「グルーミング」と呼ばれる手口で、性的な目的を持った大人が子どもの信頼を段階的に獲得し、心理的に逆らえない関係を構築してから加害に及ぶプロセスです。
犯罪心理学の研究では5段階のモデルが知られていて、山本氏のやり方はまさに教科書通りでした。
信頼を獲得した後、山本氏が少女に行った行為を列挙します。
これらはすべて札幌地裁(守山修生裁判長)が「事実」として認定したものです。
車内でのキスや身体接触から始まり、16歳以降は校外のホテルに連れ出して性行為を常態化。
自分の排泄物を少女の口に入れさせる。顔や体に塗りつける。
これを「おしおき」と呼んでいました。
体にマジックペンで「先生のもの」「奴隷」「ペット」と書き、その状態を写真に撮影。
性的な道具を装着させたまま外出させる。
屋外で裸にさせて歩かせる。
これが月1〜2回のペースで約3年間、高校在学中の15歳から18歳を中心に、卒業後も継続。
2019年3月の卒業後も7月まで、身体の画像を送るよう要求し続けていたことも認定されています。
50代の男が、30歳以上年下の、自分の教え子にこれをやっていた。
「おしおき」という言葉で正当化しながら。
SNSで「鬼畜」「死刑級」「AVでも禁止されるレベル」「悪魔の所業」という言葉が飛び交うのは、大げさでも何でもないと感じます。
裁判所は「被告は原告の判断能力の未熟さ、自己肯定感の低さ、家族との葛藤に便乗し、優位な教師の立場を利用して性的欲求を満たしていた」と明確に認定。
山本氏が主張した「真剣な交際だった」という弁解は、完全に退けられました。
当然です。
被害女性は今もなお地獄の中にいる
加害の残虐さだけでなく、被害女性が今この瞬間も抱え続けている苦しみにも、しっかり目を向けなければいけません。
被害女性(現在20代後半)は、解離性同一性障害(DID)とPTSDを患っています。
DIDとは、かつて「多重人格」と呼ばれていた疾患です。
あまりにも耐えがたい苦痛を受けた脳が、自己防衛のために意識や記憶を「切り離す」ことで発症します。
脳内の海馬と扁桃体が過剰に活性化し、痛みを「別の自分」に委ねることで生き延びようとする。
映画で描かれるような劇的な症状ではなく、日常的に起きるのは「ぼんやりして記憶が途切れる」「感情がまったく感じられなくなる」「自分が自分でない感覚が続く」といった症状です。
アメリカの調査ではDID患者の80〜90%が幼少期から青年期の性的虐待歴を持つとされています。
被害女性は裁判でこう証言しました。
「排泄物を食べさせられた際、あまりにつらすぎて乖離状態に陥り、自分の心から自分を追い出すことが癖になった」
「先生という言葉が出るだけで恐怖が蘇る」
15歳の少女が、自分の心を壊すことでしか生き延びられなかった。
そしてその傷は10年近く経った今も消えることなく、大学にも通えなくなり中退せざるを得なかった。
治療には「人格の統合」を目指す長期療法が必要で、回復には何年もかかるのが一般的です。
1100万円の賠償金で、この傷が癒えるわけがありません。
2020年にはすでに児童ポルノで有罪だった衝撃
この事件をさらに深刻にしているのが、山本氏の「前歴」です。
被害者側の弁護士会見によると、山本氏は2020年2月頃、児童ポルノの作成・所持で罰金30万円の有罪判決を受けていたことが明らかになりました。
被害女性が警察に相談したことがきっかけのひとつとされ、この時期に逮捕・勾留されていた可能性もリーク判決文で示唆されています。
ここで重要な時系列を思い出してください。
『堕天作戦』がマンガワンで「体調不良」を理由に休載に入ったのはまさに2020年2月。
ファンが「先生大丈夫かな」と心配していたあの時期、実際には性犯罪で身柄を拘束されていた可能性が高いのです。
そしてこの事実を出版社は「体調不良」で通した。
ここに後述する小学館の隠蔽疑惑の根がすでにあったわけです。
罰金30万円で児童ポルノ、民事1100万円で3年間の凄惨な性加害。
SNSで「金持ち漫画家は性犯罪を金で買えるのか」という絶望の声が上がるのも、無理もないことでしょう。
山本章一はなぜ逮捕されない?制度の壁という名の理不尽
この事件で最も多くの人が声を荒げているポイントがここです。
裁判所が排泄物強要も奴隷撮影も3年間の心理的支配も「事実」と認定したのに、山本氏は刑事事件として起訴されていない。
2月26日夜の時点で逮捕の情報もゼロ。
Xでは「#山本章一逮捕しろ」「#民事だけで終わるな」がトレンド入り級の勢いで拡散され続けています。
なぜ刑事事件にならなかったのか。
大きな要因は二つあります。
ひとつは時効の問題。
性犯罪の公訴時効は近年延長されてきたものの、加害が行われた2016〜2019年頃から計算すると、すでに時効が成立している可能性が高いとされています。
もうひとつは被害者が民事ルートを選択したこと。
刑事裁判の「合理的な疑いを超える証明」は被害者への精神的負担が極めて大きく、民事の「どちらがより確からしいか」という基準のほうが立証しやすい。
被害者の選択は、置かれた状況を考えれば十分に理解できます。
でも結果として、「裁判所が事実を認めたのに前科がつかない」という構図が生まれてしまった。
「前科なしで漫画家を続けられるなんて被害者への侮辱だ」「民事で終わりにしていい犯罪じゃない」。
5chでは「この国の性犯罪の扱いは終わっている」と、毎日1000レスを超えるスレッドが立ち続けています。
この怒りは、もっともだと思います。
1100万円で「一生の地獄」は贖えない
賠償額への不満も根強いものがあります。
被害者側が請求した約1980万円に対し、裁判所が認めたのは1100万円。
内訳は精神的損害に対する慰謝料が約1000万円、弁護士費用が約100万円と分析されています。
DIDとPTSDを併発し、大学を中退し、「先生」という言葉を聞くだけで恐怖に襲われる一生を送る人に、1100万円。
過去の教師性加害事件では数千万円が認められた判例もある中で、排泄物強要・奴隷撮影という極端な猟奇性が金額に反映されているのか。
「心を完全に壊された人間の一生が1100万円で値付けされた」。
この理不尽を、多くの方が感じているのではないでしょうか。
小学館は加害者を守る側に立ったのか
加害者への怒りと並んで、この事件のもうひとつの巨大な炎上軸が小学館の対応です。
そしてここには、かなり具体的な「証拠」があります。
リークされた判決文によると、2021年5月27日、被害女性・山本氏・小学館マンガワン編集部の担当編集者の3者によるLINEグループが作成されました。
この場で担当編集者が提案した和解条件はこうです。
山本氏が被害女性に150万円を即日支払う(公正証書作成後1営業日以内)。
被害女性は休載理由を口外しない。
守秘義務と接触禁止を公正証書で取り決める。
そして『堕天作戦』の連載を再開させる。
性加害の被害者に150万円を渡して黙らせ、加害者の人気漫画の連載を再開する。
この提案を持ちかけたのが出版社の編集者だった。
通常、作家の刑事事件に関わる和解交渉に編集者が直接介入することは極めて異例で、業界関係者からも「利益相反の典型」と指摘されています。
被害女性側は6月2日、「休載理由が山本氏の逮捕であることを公表してほしい」と求めました。
被害者が求めたのは莫大な金ではなく真実の公表。
しかし山本氏側が6月4日に拒否し、交渉は決裂。
2022年7月の民事提訴へ。そして同年10月31日、連載が完全終了しました。
終了時、山本氏は「現在も継続中の私的なトラブルによるもの」「健康面や編集部との関係ではない」と発表。
「小学館には感謝しております」「堕天作戦は甦ります」と締めくくり、担当編集者はバナー10枚を公開するなど円満卒業の雰囲気を演出しました。
当時のファンは「体調不良だったから仕方ないね」「電子書籍で応援する」と純粋に心配していた。
2026年の判決でその正体が明らかになった今、「応援してた自分が馬鹿みたいだ」「読者を騙していた」という声が溢れているのは当然のことです。
担当編集者の行動に批判が集まる理由
担当編集者への批判は、口止め交渉だけにとどまりません。
判決前の2025年11月、この編集者は個人SNSで山本氏とのランチの様子を投稿していました。
「山本章一さんとランチしました」
「トリュフのパスタを選んでました」
写真付きの楽しげな投稿が複数回。
被害女性がPTSDとDIDで苦しみ続けている最中に、加害者と楽しそうにランチ。
さらに2025年末から2026年初頭にかけては、山本氏の別名義とされる作品『常人仮面』を積極的にSNSでPRし、「やっぱりこの作品カッケェ……」と絶賛する投稿まで残していました。
山本章一の担当をしていた小学館の編集者・N
口止め交渉に参加し、ファンに嘘の説明を流し、加害者と飯を食い、別名義で仕事を回し続けた。
「グル」と呼ばれるのは感情論ではなく、積み上がった事実が導く結論です。
SNSではこの編集者への批判が9割を超え、「同罪」「永久追放すべき」という声が連日投稿されています。
過去の漫画家炎上と比較してみると…
小学館の対応の「異常さ」は、他の出版社の前例と比較すると一目瞭然です。
2020年、集英社の人気作『アクタージュ』の原作者が逮捕された際。
逮捕即日に事実確認→同週で連載打ち切り→コミックス出荷停止→電子書籍配信終了。
「社会的責任を深刻に受け止め」と公式声明を出し、模範的対応と評価されました。
2002年の島袋光年逮捕時は即打ち切り・全巻絶版。
2017年の和月伸宏書類送検時も即休載。
一方、小学館は2021年に事件の詳細を把握していた可能性が高いのに、150万円で被害者を黙らせて連載再開を狙い、失敗しても「私的トラブル」で誤魔化し、判決が出ても公式コメントゼロ。
2024年のセクシー田中さん事件で「原作者を守れなかった」「隠蔽体質だ」と批判されたのと同じ構図が、わずか2年で繰り返されている。
「また小学館か」。
この言葉がSNSで何千回とリポストされている現実です。
手口が洗練されすぎて「1人だけ」とは信じがたい
余罪の可能性も触れないわけにはいきません。
山本氏は長年にわたって北海道芸術高校でデッサン講師を務め、多くの生徒と接してきた人物です。
今回認定された手口を振り返ると、家庭に問題を抱えた生徒を見極め、「優しい先生」から「父親代わり」へ、信頼構築から性的支配へ、写真撮影による口封じへ。
このプロセスがあまりにも段階的で練り上げられているのです。
5chやXでは「初犯でここまでできるか?」「何人もやってきたのでは」という指摘が圧倒的多数。
現時点で追加の被害報告は公にゼロですが、性被害の特性としてグルーミング被害者ほど長期間沈黙する傾向がある。
内閣府の調査では性被害者が被害を認識するまでの平均年数は7.46年。
「他にも声を上げられなかった被害者がいるのでは」という懸念は、拭いきれません。
Xでは「他に被害を受けた方がいたら、匿名で弁護士相談を」という呼びかけスレッドが複数立ち、拡散されています。
声を上げるまで7年かかった理由を理解してほしい
「なぜもっと早く言わなかったのか」と思う方もいるかもしれません。
でもそれこそが、グルーミング被害の最も恐ろしい部分なのです。
心理学でいう「認知的不協和」が働きます。
「信頼している先生」と「自分にひどいことをする人間」は、脳の中で同時に存在できない。
すると脳は「先生は悪くない。これは愛情なんだ」「自分が誘った」と合理化してしまう。
特に10代の脳は前頭前野が未発達で、この書き換えに抵抗する力が弱いのです。
さらに「トラウマボンド」という現象。
虐待と優しさが交互に繰り返されることで、被害者が加害者に強い心理的依存を形成してしまう。
ストックホルム症候群に似たメカニズムで、「この人がいないと自分はダメだ」と感じるようになる。
だからこそ、被害者は自分が被害者だと気づくこと自体ができなくなるのです。
被害女性が民事訴訟を起こしたのは2022年7月、被害開始から約6〜7年後。
米国RAINNの調査でも申告までの平均は約11年。
7年の沈黙は「遅い」のではなく、グルーミング被害としてはむしろ典型的なのです。
転機のひとつは2021年の和解交渉の決裂だったとみられています。
150万円で黙らされそうになり、「真実を公表してほしい」と求めたのに拒否された。
加害者にも出版社にも反省の色が見えない。
「もう黙っていてはいけない」。
その決断にどれほどの勇気が必要だったか、想像するだけで胸が詰まります。
ファンが味わった「好きだった記憶を奪われる」苦しみ
この事件には、被害女性の苦しみとは別の次元で、作品のファンが受けた衝撃もあります。
『堕天作戦』は2015年に「裏サンデー第3回連載投稿トーナメント」優勝でデビューし、マンガワン・裏サンデーで連載。
魔人と旧人類の戦いを描くSFファンタジーで、電子書籍5巻まで刊行。
「設定が濃くて面白すぎる」「次巻が待てない」と熱心なファンに支えられていた作品です。
その作者が、連載中ずっと教え子への加害を繰り返していた。
「推してた自分の課金が、あの男の生活費になっていたかもしれない」「好きだった記憶まで汚された」「買ってた自分が被害者支援に加担してたみたいで吐き気がする」。
ファンの間に「共犯意識」にも似た苦しみが広がっています。
タイトル「堕天作戦」――「堕ちた天使の物語を描いていた人間が、現実では教え子を堕としていた」。
「不死身の主人公は作者の支配欲の投影だったのか」という指摘がXで数万単位で拡散。
「もう一生読めない」「全巻処分した」「電子書籍の削除依頼を出した」という報告が溢れ、事実上のボイコット運動に発展しています。
「作品に罪はない」という声はもはや1割にも満たず、ファンコミュニティは崩壊状態と言っていいでしょう。
別名義で「復活」できてしまう恐怖
ネット上で急速に広がっているもうひとつの懸念があります。
山本氏がペンネームを変えて漫画家として復帰できてしまうという現実です。
山本氏は過去に「別名義で原作を手がけている」と発言しており、Xでは別作品『常人仮面』の原作者「一路一」との同一人物説がほぼ確定視されています。
根拠は山本氏本人の過去の発言に加え、作風の一致、そして両作品の担当編集者が同一人物だったこと。
その『常人仮面』が判決直後の2月25〜26日にかけてKindle・小学館eコミックストアから配信停止となり、「答え合わせ完了」「証拠隠滅だ」とSNSで即座に炎上しました。
漫画業界にはペンネーム変更で「リセット」する慣行が存在し、制度的に再デビューを阻む仕組みがないのが現状。
教師免許の剥奪情報もなく、業界からの追放処分もない。
「被害者が一生苦しむ横で、加害者が名前を変えて新作を発表する未来」。
この想像だけで怒りが込み上げます。
現在、騒動がどうなっているのか
判決から6日が経った2月26日夜時点の最新状況を、率直にお伝えします。
結論から言うと、「動いたのは隠蔽寄りの措置だけ」です。
山本章一氏:新たな声明・謝罪は一切なし。控訴の情報もゼロ(期限は3月下旬頃)。個人出版の『堕天作戦』全7巻はKindleで今も購入可能で、Kindle Unlimited読み放題の対象にすらなっている。常人仮面だけ消して自分の作品は守るのかと、さらなる批判を浴びている状態です。
小学館:公式コメントは一切なし。唯一の動きは2つ。①『常人仮面』のKindle・eコミックストア配信停止(2/25〜26)。②BSテレ東『漫画クリスタル』の放送当日急遽延期(2/26、担当編集者が出演予定だった回)。公式の延期理由は「番組制作上の都合」。番組MCは「内容面白いので放送日決まったら絶対見て!」とコメントしましたが、SNSでは「判決6日で当日延期はダメージコントロール確定」「編集者をテレビに出せないほど事態が深刻な証拠」と批判が殺到しています。
担当編集者:SNSアカウントは存続しているが、判決後は事件に一切触れず、ペットボトルの話やキャラクターの話など日常ネタのみ投稿中。小学館からの処分・異動の情報もなし。番組延期で「事実上の自粛状態」とも言えますが、本人からの説明はゼロ。
被害者側:弁護士会見以降、追加の発表なし。「学校の事前把握の可能性」が示唆されたまま。
警察・検察:動きゼロ。刑事立件の情報は一切ありません。
メディア:あしたの経済新聞・弁護士JP・弁護士ドットコム・J-Castなどオンライン専門メディアは作者名・行為詳細をストレートに報じていますが、地上波テレビでの報道はまだ確認されていません。この温度差が「ネットだけが騒いでいる」という印象を与えてしまっており、さらなる周知が必要だとの声が強まっています。
SNS:風化ゼロ。むしろ常人仮面停止と番組延期という新事実で再燃中。怒りの焦点は初期の「行為への衝撃」から「小学館・編集者の構造的隠蔽」へ明確にシフト。マンガワン全体へのボイコットに波及する兆候もあり、Xでは「他の連載作品も買うのやめた」という報告が増加中。5chスレは乱立状態、Wikipediaの堕天作戦記事には加害事実が詳細に追記されアクセスが急増しています。
声を上げた被害女性に、心からの敬意を
SNSでは被害女性に対して「よく声を上げてくれた」「あなたは何も悪くない」「勇気ある一歩」という応援が9割を超えています。
「なぜ今になって」という二次加害的な声には即座に「グルーミングで気づけないのが普通だ」と反論が殺到する。
数年前なら被害者バッシングが溢れていたかもしれないことを考えると、社会の理解は確実に前に進んでいる。
わずかですが、そこに希望を感じます。
被害者支援の動きも徐々に広がりつつあります。
性暴力被害者支援団体では「グルーミング被害相談が増加している」との報告があり、弁護士アカウントが「時効成立していても民事提訴は20年可能」と積極的に情報発信。
ファンコミュニティでは「全巻処分→古本屋経由で支援団体へ寄付」という動きも。
怒りを行動に変えようとしている人たちが、確実にいるのです。
この怒りを絶対に風化させてはいけない
ここまで読んでくださったあなたは、おそらくさまざまな感情を抱えていると思います。
怒り、悲しみ、やるせなさ。
その感情は、断じて間違っていません。
この事件が突きつけている問題は、ひとりの加害者の犯罪だけではありません。
- 教師という信頼がいかに簡単に悪用されるか
- 被害者が声を上げるまでに何年もかかる構造
- 民事判決だけで終わってしまう制度の限界
- 出版社が利益のために被害者を黙らせようとした疑惑
- ペンネームを変えれば加害者が復帰できる業界の穴
- 事が明るみに出ても隠蔽寄りの措置しか取らない組織の体質
これらすべてが、今回の事件に凝縮されています。
山本氏側には控訴の可能性があり、小学館の公式見解もまだ出ていません。
事態はまだ流動的です。
しかし判決で認定された事実は動きません。
15歳の教え子に排泄物を食べさせ、「奴隷」と書いて撮影し、それを「おしおき」と呼んだ人間がいた。
その人間は今も自由に暮らし、Kindleで漫画を売っている。
出版社はすべてを知っていた可能性が高いのに、沈黙を続けている。
被害女性は「知ってほしい」という思いで提訴に踏み切ったと伝えられています。
約7年の沈黙を破り、裁判という過酷なプロセスを経て、彼女が世の中に投げかけたメッセージ。
それを受け取ること。
この事件を記憶し続けること。
「もう忘れた」と誰にも言わせないこと。
それが今の私たちにできる、最も確実な行動だと信じています。
同じ悲劇を二度と繰り返させないために。
そして、被害女性の1日も早い回復を、心から祈っています。





